11月10日(月)🗾彩の国ふるさと給食

東松山やきとり風ご飯

狭山茶子持ちししゃもフライ

秩父まゆ玉汁

牛乳

 

 

 

 

 

　今月は「彩の国ふるさと給食月間」です。埼玉県の農産物や、埼玉県の郷土料理をたくさん給食に取り入れます。今日は、埼玉県B級グルメや特産物、郷土料理について話をします。

　最初は、東松山やきとりについてです。「やきとり」と聞くと、皆さんは焼いたとり肉を思い浮かべませんか?「東松山やきとり」は、とり肉ではなく、ぶた肉を使用しています。東松山では、肉を焼いてみそだれをつけたものを「やきとり」と呼びます。東松山で「やきとり」が食べられるようになったのは、戦後間もなく食糧が不足していた頃だそうです。それまで食べられていなかった豚のかしら肉をなんとか利用できないかと考え、焼いたかしら肉に唐辛子みそをつけて食べたのが始まりです。今では、埼玉県のB級グルメとして、人気があります。今日は、みそだれ味の豚肉をご飯に混ぜました。

　続いて、狭山茶子持ちししゃもフライの衣のお茶は、埼玉県で栽培された「狭山茶」です。狭山茶は、京都の宇治茶、静岡の静岡茶と合わせて、日本3代茶ともよばれます。古くから、『色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす』、と謳われてきました。狭山茶はその深い味わいに特徴があります。

　最後に、秩父まゆ玉汁について話をします。まゆ玉汁は、秩父地方に伝わる郷土料理です。秩父地方は、山が多いこともあり、江戸時代から、秩父絹織物業、蚕を飼って繭をとることが盛んでした。汁の中に入れたお団子を、繭玉に見立てています。さいたま新都心のショッピングモールも昔の製糸工場の跡地で、近隣には大きな工場があったことから、まゆ玉のことを意味するコクーンという名がついたそうです。建物の色や形もまゆ玉を表現しているそうです。

　今月は、彩の国ふるさと月間なので、地元の旬の食材や栄養たっぷりな食材を取り入れた給食を作っていきます。今日もゆっくり、よくかんで、おいしく召し上がれ♪※写真は中学年の盛付目安量です。